困った時に頼りになるのがキャッシングです。最近では借入申込金額が50万円、会社によっては100万円まで収入証明も不要といったところが増えていて、電話やインターネットで来店不要で申し込みできるところも多いことから利用者が増えています。気軽に利用できることはいいのですが、これから初めて利用する人、そして既に利用しているけれど追加でキャッシングを申し込もうかなと思っている人に、知っておきたい借り入れの基礎知識をお知らせしましょう。

まず金利の考え方ですが、借入元本×金利÷365日×借りた日数が利息の目安となります。ですから金利15%で30万円を半年借りた場合の利息は、30万円×15%÷365日×182日となりますので約22,400円が利息となります。金利は例えば5%~18%といったように幅を持って最低金利~最高金利が表示されることがほとんどですが、借入金額または借入限度額が大きくなればなるほど金利が低くなることが一般的です。実際に自分が借りる金額に適用される金利がどのくらいになるのかを事前にチェックすることが大切です。

また返済方式は、借入の残高に合わせて返済金額が増減する残高スライドリボルビング方式と、残高に関係なく定額で支払いをする元利定額リボルビング方式がありますが、定額返済の場合に同じ50万円を借りた場合でも会社によって毎月の返済金額は1万円の場合もあれば2万円の場合もありますので、こうした返済金額の違いも事前によく確認をすることが大切です。

ちなみに返済金額が少なければ確かに毎月の負担はかなり楽なのですが、その分返済総額が多くなってしまいます。例えば、金利15%で50万円を借りて毎月の返済金額を11000円とした場合、返済回数は68回で返済総額は748,000円となります。これを頑張って毎月20,000円返済した場合は返済回数31回で返済総額620,000円、毎月30,000円返済した場合は返済回数19回で返済総額は570,000円ですみますので、キャッシングは必要な時に必要なだけ借りて、返済は頑張って少しでもたくさん返済して早く完済を目指すことが賢い利用方法だと言えるのです。