日割り計算とは、キャッシング会社を利用してお金を借りる時の利子の計算方法です。

計算方法は簡単です。

(借りた額)×(実質年率)÷365=(一日あたりの利子)

となります。これに借りた日数をかければキャッシングした時の利子がいくらなのかを割り出すことができます。

例えば、10万円を実質年率15パーセントで30日借りたとします。

100000×0.15÷365×30=1232…

つまり、30日後に10万1232円返済すればいいわけです。

実は、決済日が決まっているカード支払いなどでも日割り計算は適用されます。そのため、決済日より早く返済するようにすれば、その分、利子を節約する事ができます。

例えば、10万円借りて、30日後に返す予定だったものを10日後に返せば、

100000×0.15÷365×10=410…

要するに、10万410円の返済で済むわけです。つもりつもれば、相当な額になるので、早めの返済は無駄な出費を抑える効果があります。

少額の場合はどうなるでしょうか。例えば、2万円を3日借りたとすると…

20000×0.15÷365×3=24…

この場合の利子は24円です。キャッシングは、24時間できるところも多いですから、3日後に確実に返せるなら、銀行の時間外手数料よりも安い金額で現金を用意することも可能です。

そのため、借りる金額が少額ですぐに返すことが可能ならば、キャッシングの日割り計算の利点を生かし、銀行よりもキャッシングを利用した方がお得なこともあるんですね。 

中には、7日間は無利子で貸し出しをするサービスを行っているところもあります。そういう場合は、実際に借りた日数から、7を引いた日数で利子が計算されます。

利子の計算方法を知っていれば、いったい総額でいくら返済しなければならないのか見通しを持つことができ、計画的な返済をすることができますね。

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